sk 小公子 今年は小公子(牧岡)100%。MC後足で葡萄を潰し垂直式プレスへ。小樽発酵熟成、濃厚かつ柔らか、果実とスパイス
小公子 2024
ショウコウシ 2024
<生産者様資料より> ワインについて
はじめに なぜ日本固有種にこだわるか。
ワインの品質はテロワール(気候、土壌など)と単位面積当たりの収量でほぼ決まります。
日本は畑の狭さや人件費の高さの問題があり、いかに狭い土地で高い収量をあげるかを目指す傾向にあります。高収量の葡萄でワインを造ると、水っぽい薄いワインになります。ヨーロッパの品種を高温多湿の日本で植えても、病気に弱いので農薬をたくさん撒く必要があり、肥沃な土壌では葡萄が沢山出来るので、完熟した葡萄を作るのは難しいです。世界に通用する品質を目指すならば、ヨーロッパ以上に収量を落とすことが必要となるでしょう。そうするとワインの出来る量は減るので、値段を上げる必要があります。それでは経営として成り立ちにくいです。
世界に通用する日本ワインとは日本の気候にあった日本独自の品種を使うことが必要です。他にない個性を持つことがワインの価値につながります。幸いに、日本にはヤマブドウという土着の品種があります。しかも固有品種は日本の気候に適応しているため病気耐性に優れています。露地で有機栽培が可能です。古くは、1万年以上前の縄文時代の遺跡からも山葡萄の種が発見され、また、古事記や日本書紀にも記載されている日本人には太古から縁のあるものです。滋賀県甲賀市の紫香楽宮(しがらきのみや)から、約六百個のヤマブドウの種が出土し、ワインを醸造していた可能性があり、正倉院にはワイングラスのようなガラス細工が残っていることから聖武天皇はブドウ酒飲んだかもと橿原考古学研究所の菅谷文則所長も語っています。ヤマブドウの品質に目を向けると、小さい実で、糖が高く、しかも酸も高く、タンニンが豊富です。すべてグランヴァンに必要な要素です。(亜硫酸無添加のワインを作るのにも適している要素です。)
山葡萄は雌雄異株なので受粉が必要なので安定した栽培は難しいですが、その交配種を使えばその問題もクリアできます。小公子は日本の遺伝子を組み込んだ、露地で有機栽培できる品種です。
畑
このワインはその小公子を作った澤登家の畑。山梨の牧丘で完全無農薬で栽培されています。澤登早苗さんは恵泉大学教授、元日本有機学会長でもあります。その葡萄をラ・グランド・コリーヌ・ジャポンが岡山で、フランスで培った知識と経験に基づき醸造しました。添加物を一切加えず、フィルターも熱処理もしていない本物の自然派ワインです。
ワインの特徴: 赤ワイン
ぶどうの産地: 山梨県山梨市牧丘
ぶどうの品種: 100%小公子
ぶどうの樹齢: 小公子:約15年と約30年
土壌: 小公子:淡色アロフェン質黒ボク土
醸造法: 葡萄を収穫後、冷蔵して岡山に輸送。葡萄の房を丸ごとタンクにいれて、3週間マセラシオンカルボニックを行う。その後、タンクにはいり、足によって葡萄を潰します。それを3日間行った後、タンクから葡萄を取り出し、伝統的な垂直式プレスによって、1日かけてゆっくり絞ります。ワインはそのまま樽に詰められ、発酵を続けます。発酵後もそのまま11か月間熟成。タンクにいったんワインを戻し、味わいを均一化したあと、重力を用いて瓶詰。一度もポンプは使用しておりません。亜硫酸など一切無添加。フィルターも熱処理もしていない微生物のバランスで味わいが保たれている本物のワインです。そのため若々しい果実味溢れる新鮮さとスパイスが綺麗に調和しております。口当たりはとても濃厚かつ柔らかく、いままでの日本ワインの概念を変えてくれることと思います。
飲み頃は15-20年後と思われます。気の長い話ですけど。
<生産者様資料より> 2025年について
いつも弊社のワインをご愛飲くださいまして、誠にありがとうございます。
お陰様で岡山での9回目の収穫・醸造を終えることができました。
昨年のリリース案内を読み返していたら、今年の気候とほぼ同じですね。もういまではこの気候が普通になってしまいました。暑かった。しかも長かったですね。春と秋がどんどん短くなり温暖化の影響をひしひしと感じます。 暑く乾燥した長い夏のお陰で、葡萄は健全に成熟し、お盆前から収穫が始まるという年となりました。台風の前に摘めるのは嬉しいですが、畑仕事から休む暇なく収穫に突入という感じです。
その後も秋にかけては台風もほとんど通過せず、好天が続いたため、健全な成熟した葡萄を収穫できることができました。小公子、新品種(りざん、龍王)などは夜間の温度も高めな岡山県南で栽培されているにも関わらず、しっかりした色をもち、完熟していても高い酸を保ち、しかも耐病性高いので、非常に有望です。楽しみにしていてください。
仲間と始めた一般社団法人おかやま葡萄酒園の会員さんたちの畑の葡萄もしっかり収穫することができて、収穫、醸造の喜びを共有することができました。輪は確実に広がっております。(メールのリンクにあったニュースで少しその様子も出ております)
今年も皆様にワインのご案内ができることを大変嬉しく思います。Petillant Naturelは昨年が微炭酸すぎたので、今年は泡が多くなるように瓶詰めしております。良く冷やして立てて保存して落ち着いてからの抜栓をお願いいたします。吹き出す恐れがあります。(生産量は少し減ってしまいました。)