熟度の高いことで知られる1級畑ヴォドヴェイ。粘土石灰質マルヌ土壌。木樽で11か月発酵ステンレスタンクで半年熟成。エキス凝縮
<輸入元様資料より>
品種:シャルドネ
植樹:1981年
位置:標高170~230m、南東向き
土壌:粘土石灰質、マルヌ
醸造:500Lの木樽にて11ヵ月間アルコール発酵の後、ステンレスタンクで6ヵ月間熟成
シャブリ地域ベーヌ村のプルミエ・クリュ。小さい丘ながら、斜度の高いことでも知られている。南東向きで午後からの日差しは少ない。2017VTから、ド・ムールの二人が畑を借りることができたことで、ビオロジック栽培に転換した。モン・ド・ミリューよりはマルヌが多い土壌。
<輸入元様資料より> 生産者について
Alice et Olivier de Moor
アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール
ディジョン大学・醸造学部の同級生だったアリスとオリヴィエの二人が1994年、計4haの畑からスタートしたドメーヌ。アリスは祖父が農家で、シャブリのほかオーストリア、ポルトガルでも経験を積む。生産の主力はシャブリとアリゴテで創業以来、自社畑は主にシャブリとサン・ブリのエリアにある。創業以来クロード・クルトワなどの生産者達との親交の中、除草剤の使用を減らし少しづつビオロジックに転換。2002年には酸化防止剤無添加キュヴェも実験的に生産したこともあった。2005年にはビオロジック栽培に完全転向し、2008年に認証を得た。しかし認証取得以前の数年前から既に、枝の誘引や除葉などまでを格別の丁寧さで手作業で行う真摯な栽培が生むワインは、パリのレストラン向けヴァン・ナチュール試飲会などでは常に大絶賛される人気を確立していた。2009年からはネゴシアンもスタート。2017年ヴィンテッジからはシャブリ・プルミエ・クリュのリリースも開始し、ますます意気が揚がる生産者である。息子のロマン・ド・ムールはアリス・エ・オリヴィエのドメーヌで働きながら、自身でもドメーヌを始めた。
Le Vendangeur Masquéとは、アリス&オリヴィエが活動しているネゴシアン名。ラベルにはドメーヌ名ではなく、このネゴシアン名のみを記載。ドメーヌは有機認証を取得済みだが、ネゴシアンブドウは有機栽培転換中の畑のものも含まれる。