高山の新窯パンLe Pain Mujoのパンを用いたヴァイツェン。窯焼パンの香ばしさ、奥ゆかしい旨み。バナナや桃の香
<生産者様資料より>
【パンパンパンツェン】
style : Weizen with Bread / ABV:6.5%
賞味期限 : 2026.6
品目:発泡酒
高山のビアスタンドALさんの5周年をお祝いして今年も一緒にビールを造りました。
ALと言えば、シーマくんでお馴染みですよね!ガオガオ!
今回は彼らの友人である高山の大人気の薪窯パン屋さんLe Pain Mujoさんのパンをたくさん使わせていただき、薪窯パンの香ばしさや旨味も感じられるヴァイツェンを造りました。
仕込み当日は土曜日だったこともあってお互いの子供たちも一緒に仕込みに参加。
大量のパンを前にパン好きの娘は大喜びして、味見をしながらみんなでタンクにパンを投入していきました。
使わせてもらったパンは、窯の温度が最適な状態になっているかチェックするために試し焼きをしたときのパンを分けていただきました。
僕たちのビール造りは、季節によって酵母の発酵の状態や使う原料、年によっても採れた作物の味わいも違ったりするので、毎回その素材を、酵母の状態を見極めながらどうしたら今回のビール造りでは素材の良さを最大限引き出すことができるか?というようなことを考えながらビールを造っています。
Le Pain Mujoさんは薪窯の火加減や気温、湿度、小麦粉の状態などを日々見極めながらパン造りをされているとのことで、僕たちのビール造りに通ずるところがある気がしています。
毎回同じではないけれど、いつもその時のベストを探りながらチャレンジしているところが似ているなと感じながら、今回Le Pain Mujoさんのパンをたくさん使わせていただきました。
使ったパンはパンドカンパーニュ、ハードトースト、レーズントースト、クルミのロデヴ、バゲット、クルミとカレンツ(小さいレーズン)のパン。
旨味溢れるヴァイツェンに、窯焼きパンの香ばしさや奥ゆかしい旨味が合わさっています。
香りはヴァイツェンらしい甘み感じるねっとりバナナやももの香りとパンの香ばしさ!
柔らかでクリーミーな口当たりがとても心地よいビールです。
麦の甘みやパンの旨味が果実を感じる華やかな香りとともに広がって、いろんな味わいを感じることができると思います。
風味豊かで滋味深い味わいは舌全体で味わってもらうとより楽しいと思います。
ナッツやレーズンのニュアンスも香ばしい麦やパンのフレーバーの間から顔を出してくれるので色々探しながら飲んでみるのも楽しいです!
贅沢な果実のフレーバーとクローブ様のスパイシーなニュアンスもバランスが良く、口当たりは濃いめながらもスルスルと軽快に喉に流れていきます。
1杯飲み干した後は美味しいパンを食べ終えたときのような満足感もあります。
液体のパンと呼ばれるビールですが、パンを液体にしたビールなので本当に液体のパンと言えるかなと思います笑
バターやチーズを使った料理や、肉料理との組み合わせが楽しめそうです。
美味しいパンを用意して、サラミなんかと合わせながら一緒に飲んでもらえたら豊かなひと時を過ごせるんじゃないかと思います。
たっぷりパンを使ったパンパンパンのヴァイツェンビールです!
パンパンパンツェンよろしくお願いします!
<生産者様資料より> ブルワリーについて
「親しい人にだけ教えたくなる ひみつのビール」を同級生と!
【"ひみつビール"名前に込めた思い】
あなたの大切な人にだけ教えてほしい。
僕たちの造るビールの生産量は決して多くはありません。手間を惜しまずじっくり時間をかけて造るビールを大好きな仲間や応援してくれる皆さんに飲んでほしい。その次に皆さんの大切な人に。それからその人たちの大切な人に。
本当にいいものだから自分の大切な人にだけ「これひみつなんだけど教えてあげるね!」と良い噂が広まってくれればいいなと思って【ひみつビール】と名付けました。
ひみつビールと一緒にあなたの大切な人の輪が広がれば嬉しいです。
【僕たちの使命】
僕たちのブルワリーの使命はみんなの居場所を創ること。
居場所ってなんだろうと沢山考えました。
僕の考える居場所とは【心地良さ】だと思っています。
心地良さを感じる最も大切な要因の1つが好きなものを認めてくれる場所だったり、関係だったりだと思います。
僕は10年ほどマイナースポーツを趣味としていますが、同じものを好きな人たちとは初対面でもびっくりするくらい仲良くなれるという経験を本当に沢山してきました。
好きなものが同じ、共通の話題がある、こんな簡単なことですが、それこそが重要なことだとようやく気づけました。
だから、僕たちはひみつビールのことを少しでもいいな!と思ってくれる人を1人でも増やしたいと思っています。ひみつビールを共通の話題に全国各地に心地の良い居場所を沢山つくってほしいです。
ひみつビールがみんなの居場所になれたら僕たちはとても嬉しいです。
【原料のこと】
僕たちは使っていない畑を借りて原料の生産をしています。
ビール造りでは特徴ある原料を数%使うことで多彩な味わいを表現することができます。
ビール造りで使う原料の100%を自給することはできませんが、キャラクターを特徴づける原料を中心に徐々に栽培面積を増やしていこうと思っています。
また、顔見知りの農家さんから原料の仕入れもしたいと思っています。
祖父母もそうでしたが、農家さんは皆それぞれこだわりを持って、自分たちがどこの誰よりも愛情を込めて農作物を作っていると信じています。
僕たちはその中でも、祖父母のように毎日目の届く範囲で愛情を込めて農作物を作っている農家さんと一緒に成長していきたいと考えています。
目の届く範囲であれば日々の変化にもすぐに気づけるので、無農薬栽培や最小限の農薬の使用で安全安心な農作物を作れます。僕たちのビールも同じように日々の変化を感じ取ることでよりいいものを造ることができます。
何より、愛情たっぷりの原料を使用したビールはとびきり美味しいに決まっています。
これは僕たちがビール造りで使いたいと思っているライ麦やビーツです。
ライ麦もビーツも市場にあまり流通していないので、まずは自分たちで作ることから始めました。
【造るビールのこと】
僕たちが造るビールは自家栽培のハーブや穀物、果物を使ったファームハウスエールを主軸に、
野生酵母を使ったワイルドエールやサワーエールにもチャレンジしていきます。
もちろんホップをたっぷり使ったジューシーなIPAや、夏に飲みたい喉越し爽やかなラガーも造りますが、
1番の目標は"命の躍動を感じられるビール"を造ること。
グラスに注がれた1杯の中に生き生きとしたいろんな味わいを感じることができるビールを目指しています。
すぐには到達できないかもしれませんが、必ずやり遂げます!