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KITANI WINE / デラウェア スパークリング 2018 キタニワイン/デラウェアスパークリング

dl デラウェア

<ワイナリー様資料より>
瓶内二次発酵。1年3か月瓶熟成の後デゴルジュマン。
デゴルジュマン後のドザージュなし、亜硫酸塩添加なし。
(発酵果汁には添加していますので裏ラベルには表記あります。)


2018年からお借りしている畑です。
二上山の麓あたりにある畑で、大昔の噴火による火山岩の白い土壌です。
レインカットにより農薬不使用で栽培しています。
長梢短梢と言われる一般的ではないもののこの辺りのデラウェア栽培で
良く用いられる仕立てです。ざっくり言うとH字のように樹形に拘ることのない
短梢仕立てです。

2018年から化学農薬、除草剤不使用。

この畑も4月の芽吹きの時期から、クワゴマダラヒトリとの格闘です。
毎日たくさん手で取ります。きっと僕は往生できないでしょう。
借りた時から強樹勢の畑です。これは大阪の生食用葡萄の畑では良くあることです。
粒の大きな葡萄を沢山取るために必要なことだからです。しかも2017年
無摘心だったようで1新梢あたり2房しか葡萄がつきませんでした。
(デラウェアは通常4房、多くて5房つきます)
房は樹勢を抑えるための重りの役割を果たすので、4房からスタートして徐々に
落としていき最終2房に抑えるのが通常ですがそれさえできません。
できることはひたすら先に伸び続ける新梢の先を伸びるごとに切り詰めて、
房への養分転流を促し続けることでした。結果として糖度21度を超える果汁が
得られましたのでなんとかなったなという具合です。

醸造は乾燥酵母で素直に発酵させました。2週間くらいで発酵を終わらせました。
その後は補糖して瓶内二次発酵→熟成→デゴルジュマンです。
どうも過熟のデラウェアは瓶内二次発酵しにくいようで1年3か月おいても微発泡
のままでした。通常ならデゴルジュマンのときは勢いよくバンッ!と飛び出る
はずの澱がにゅるにゅるにゅる……ぽんっ。っと辛うじて飛び出るくらいでした(笑)

同一キュベで瓶熟成3か月バージョンを以前にリリースしましたが
(表ラベル同じで裏ラベルが異なる)、そちらは濁りがありましたが今回は
ほぼ澄んでいます。果実味の濃厚なワインです。あまりない味わいになったと
思います。デラウェアってまだまだ可能性がある品種だと思います。
グローバルなワイン用葡萄に目が向きがちですが、地元で昔から栽培されて
きている葡萄ですので、風土を表すワインを生み出しうる品種だと信じています。

価格 : 4,600円(税込)
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